keroyonの『精進なんてやーめた』日記

精進はとうの昔に諦めた、忘れん坊の備忘録。あることないこと?晒してます。

「欲」って悪いことだけじゃないんだ。<プロフェッショナル 仕事の流儀「人工ボディ技師・福島有佳子」>

おはよございます、keroyonです。
「欲」って「煩悩」でしょ?
「消し去るべきもの」もしくは「流していくもの」だと思って努力してました。
なのに…。

 

昨日、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀「人工ボディ技師・福島有佳子」』を見たのね。

病気か事故で、左足のひら(っていうのかな?)の指先側を失った女性が、「一生ヒールつきのサンダルが履けないんだと泣きました。夏が来ると辛くてサンダル売り場を避けていたのです。サンダルが履きたい」と、この技師さんに義足を依頼してた。

その時私は、「ヒールをはかなくても、ブーツははけるんだし、生き死にに問題がないんだから、何とか『履きたい欲』を流そうと考えちゃうなぁ」と思って、見てました。

でもね、技師の福島氏は「その思いを実現してあげたい。その女性の笑顔が見たい。できるかどうかはわからないけど」といいながら、材料を工夫し、見た目も気を配りながら、足の甲~指先を作ってあげていた。彼女に仮の足先をつけて「この足に合わせて、買いたいサンダルを買ってきてください。サンダルに合わせて微調整しましょう。好きなサンダルを買ってきてね。技師は甘えるためにいるんだから。」

そこで女性は靴屋に。そこで、ホールドしやすいストラップの太いサンダルか、自分の好みの細いストラップのサンダルか、本当に悩むのね。

そこもわかるな。どこまで技師さんに甘えていいのかの葛藤。

そこで女性は「好みの、履きたいサンダル」を買ってくる。
福島氏は、また工夫を重ね、「彼女の好みのサンダルにあった義足」を作り上げる。

 

お二人とも、本当に幸せそうだった。

 

福島氏がここに来るまでには、言葉にできない苦労があったみたい。
番組スタッフはその苦労を聞き出そうとしていたが、涙で語れていなかった。
おそらく、身体の一部を失った人の悲しみを自分のものとして背負い、自分の能力の足りなさと日々闘ってきたからだ。

 

この番組をみて、揺らいだのは、
「足りないものを欲することは悪いこと」ばかりでないということ。

そこに小さな幸せがあったり、商売の種があったり、人とのつながりもあったりするんだ。

 

ヒールの靴って、足の形で、はけるヒールが限られてくるから、靴に合わせて足の形を合わせることができるなんて、逆に羨ましいかも、なんて思ったり。

 

ぐらぐらに揺らいでます。どっち向いていいかわかんない。
←たぶん、どっちがいいとかどちらかがダメとか、そういう問題じゃないんだね。

 

この番組、再放送が12/2(日)午後1時05分~ 午後1時50分で、また見るチャンスがあるようです。
よかったらチェックしてみてください。

www4.nhk.or.jp

 

keroyon